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VPSを契約して、いざターミナルから ssh を叩いたら——Connection timed out のまま固まる。Permission denied (publickey) と即座に蹴られる。昨日までつながっていたのに今日は入れない。
厄介なのは、「つながらない」という症状は同じでも、原因は5つくらいの別々の場所に散らばっていることです。まずは、いま出ているエラーメッセージから当たりを付けてください。
Connection timed out(無反応で固まる) → パケットが届いていない。クラウド側のセキュリティグループ/OSのファイアウォール(ufw・firewalld)/IPやポートの間違いを疑うConnection refused(即座に拒否) → サーバーには届いている。sshd が動いていない/別のポートで待っているを疑うPermission denied (publickey)→ sshd までは届いている。①鍵の指定 ②パーミッションと所有者 ③authorized_keysの中身 ④sshd 設定の読み込み順 ⑤SELinux(RHEL系)の5点を上から確認Host key verification failed→ サーバーを再作成した後によく出る。手元のknown_hostsを消す(ただし身に覚えがないなら消す前に疑う)- どうやっても入れない → コントロールパネルのコンソール(ブラウザから直接ログインする機能)で入り直して設定を戻す
私自身、ConoHa VPS を3年ほど運用していますが、初期設定を締めた直後や、ファイアウォールを触ったあとに自分で自分を締め出したことが何度もあります。鍵を作り直したり、サーバーを再起動したり、思いつく順に試すと余計に迷子になる——というのも、たいてい経験済みです。
この記事では、ターミナルに出ているエラーメッセージを起点に、上から順に潰していくチェックリストの形でまとめました。最後には「どうやってもSSHが通らない=完全に締め出された」ときの復旧手段まで書いています。ここまで用意しておけば、VPSの設定に対する不安はかなり減るはずです。
なお、動作確認は Ubuntu 24.04 LTS の実機と、26.04(resolute)の openssh-server パッケージの構成(packages.ubuntu.com のファイル一覧)で行っています(2026年8月20日時点)。バージョンによって挙動が変わる箇所は、その都度どの版の話かを明記します。

VPSにSSH接続できないときは、まず ssh -v でエラーを正確に取る
原因を当てにいく前に、手元のターミナルで何が起きているかを詳しく出させます。-v を付けるだけです。
# -v は3つまで重ねられる(-vvv が最も詳しい)
ssh -v -i ~/.ssh/id_ed25519 michi@203.0.113.10見るべきは「どこまで進んで止まったか」です。
Connecting to 203.0.113.10 port 22.で止まる-
TCPの接続すらできていません。ファイアウォールかIP/ポートの問題です(→
timed out/refusedの章へ)。 Remote protocol version ...Server host key: ...まで出る-
sshd とは会話できています。ここから先で落ちるなら認証の問題です(→
Permission deniedの章へ)。 Offering public key: ...の直後に落ちる-
鍵は送っているのにサーバーが受け付けていません。
authorized_keysかパーミッションが濃厚です。
エラーの文面をそのまま読むだけで、この後に疑う場所は3か所以内に絞れます。私の経験上、「なんとなくつながらない」で作業を始めないことが、結局いちばんの近道です。
VPSにSSH接続できない原因は「5つの関門」のどこかにある
もうひとつ、頭に入れておくと調査が速くなる図があります。手元のPCからサーバーの中に入るまでに、パケットは5つの関門を通ります。エラーメッセージは「どの関門で止まったか」を教えてくれているだけです。

初心者がいちばん引っかかるのは ②と③が二重にあることです。ufw で 22 を開けたのに通らない、という相談の多くは、クラウド側のセキュリティグループが閉じたままです。逆にセキュリティグループを開けても、サーバー内の ufw が塞いでいれば通りません。両方開けて初めて通る、と覚えてください(ConoHa の公式サポートにも「セキュリティグループとは別にサーバー内でポートの開閉設定が必要」と明記されています)。
Connection timed out|応答が返ってこない
ssh: connect to host 203.0.113.10 port 22: Connection timed outこれは「呼びかけたが誰も返事をしなかった」状態です。パケットがどこかで捨てられています。上の関門でいうと①〜③のどれかです。
手元から「そもそも22番に届くか」を確かめる
まずSSHから離れて、TCPの疎通だけを見ます。
# Windows(PowerShell)
Test-NetConnection -ComputerName 203.0.113.10 -Port 22# macOS / Linux(Ubuntu の最小構成には nc が無いことがある。その場合は sudo apt install netcat-openbsd)
nc -vz 203.0.113.10 22TcpTestSucceeded : True/succeeded!→ ポートは開いています。原因は認証側(→Permission deniedの章)- 無反応のまま失敗 → ①〜③のどこかで遮られています
- 即座に
refused→ 届いてはいるので次章へ
原因1:クラウド側のセキュリティグループが閉じている
ConoHa VPS にはセキュリティグループ(仮想ファイアウォール)があり、サーバーに届く前の段階で通信を絞れます。ここで22番(またはあなたが変更したポート)が許可されていないと、サーバー内の設定がどれだけ正しくても届きません。
確認するのは2点だけです。
1. 対象のサーバーに、いまどのセキュリティグループが当たっているか(コントロールパネルの「サーバー」→対象サーバー→「ネットワーク情報」で確認できます) 2. そのグループに、使っているポートの受信許可があるか(通信方向=IN、プロトコル=TCP、ポート、接続元IP)
接続元IPを自宅の固定IPだけに絞っていて、回線のIPが変わって入れなくなる——というのも定番の事故です(私はこれで2回やりました)。心当たりがあるなら、コンソールから入って一時的に接続元IPを広げ、入れることを確認してから絞り直します。設定画面の場所と操作手順はVPS初期設定のやることリストに画像付きでまとめてあります。
💡 多くのVPSでは、名称が違うだけで同種の機能が用意されています(パケットフィルタ、ファイアウォール設定など)。コントロールパネル側にもう一段ファイアウォールがあるかもしれないという前提で確認してください。
原因2:OSのファイアウォール(ufw / firewalld)で塞がっている
サーバーに入れているうちに確認しておきたいのがここです。Ubuntu 系(ufw):
sudo ufw status verboseStatus: active なのに 22/tcp ALLOW IN の行が無ければ、それが原因です。ufw は「SSHを許可してから有効化」するのが鉄則です。
sudo ufw allow 22/tcp # 先に許可
sudo ufw enable # それから有効化⚠️ よく「
ufw enableした瞬間に接続が切れる」と言われますが、実際にはすでに確立しているSSHセッションは通常そのまま生き残ります(ufw のbefore.rulesがRELATED,ESTABLISHEDを許可しているため)。マニュアルの表現も「既存のssh接続を切断する可能性がある」です。むしろ怖いのは、切れなかったので成功だと思い込み、ターミナルを閉じたり再起動したりして初めて入れなくなるパターンです。許可を入れ忘れていないか、必ずufw statusで確認してください。
AlmaLinux・Rocky Linux などRHEL系は firewalld です。
sudo firewall-cmd --list-all # 現在の許可状況(ランタイム設定)
sudo firewall-cmd --permanent --add-service=ssh
sudo firewall-cmd --reload # --permanent は reload しないと効かない
sudo firewall-cmd --list-all # reload 後にもう一度見て、services に ssh があるか確認--permanent を付けたのに --reload を忘れて「設定したのに反映されない」というのが firewalld のお約束です。打ちっぱなしにせず、reload の後にもう一度 --list-all を見るのが確実です。RHEL系では、このあと出てくる SELinux も絡みます。
原因3:IPアドレス・ポート・ユーザー名の間違い
拍子抜けするようですが、実際に多いです。
- サーバーを作り直してIPが変わっている(コントロールパネルで現在のIPを確認)
- ポートを22から変更したのを忘れている(
ssh -p 2222 user@IP) - IPv6 で解決されている(ドメイン名で接続していて、AAAAレコードの先が生きていない)。
ssh -4 user@example.comでIPv4を強制して切り分ける - サーバーが停止している(コントロールパネルで起動状態を確認。ここを見ずに1時間溶かすことがあります)
最後のパターンは本当にもったいないので、疎通が取れない時点で一度コントロールパネルを開く癖を付けてください。ちなみに、溶かした1時間が自分にとっていくらの損失なのかは、当サイトの適正時給・単価の逆算ツールで出せます。数字にすると、確認を先にやる気になります。
原因4:手元のネットワークが22番を塞いでいる
会社のオフィス、学校、一部の公衆Wi-Fiでは、外向きの22番が塞がれていることがあります。スマホのテザリングに切り替えて試すのがいちばん速い切り分けです。テザリングだと通るなら、原因はサーバーではなくあなたのいる場所のネットワークです。
この場合の実用的な回避策は、SSHの待ち受けポートを443など塞がれにくい番号に追加することですが、ポート変更にはUbuntuのバージョン依存の落とし穴があります(次章)。まずはコンソール接続で急場をしのぐのが安全です。
Connection refused|即座に拒否される
ssh: connect to host 203.0.113.10 port 22: Connection refusedtimed out と違い、サーバーまでは届いています。届いた先で「そのポートでは誰も待っていない」と返されている状態です。疑うのは2つだけです。
原因1:sshd が動いていない(ssh.service が inactive でも正常)
サーバー内(コンソールから入って)で状態を見ます。
sudo systemctl status ssh # Ubuntu / Debian 系
sudo systemctl status sshd # AlmaLinux / Rocky など RHEL 系現行の Ubuntu(22.10 以降)は、SSHが systemd のソケットアクティベーション(ssh.socket) で待ち受けています。接続が来るたびに ssh.socket が接続ごとのプロセスを起こす仕組みなので、誰かがSSHでログイン中であっても ssh.service は inactive (dead) と表示されるのが正常です(実際に働いているのは接続ごとに起動されたプロセスで、ssh.service そのものは常駐しません)。
systemctl status ssh の出力に TriggeredBy: ● ssh.socket の行があれば、この構成です。ここで「sshd が落ちている!」と勘違いして systemctl enable --now ssh などを走らせると、かえって構成が混乱します。この環境で見るべきはソケット側です。
systemctl status ssh.socket # active (listening) になっているか
sudo ss -tlnp | grep -E ':22|:2222' # 実際に待ち受けているポートを確認ss の出力に該当ポートの行が無ければ、本当に待ち受けていません。
💡 ソケットアクティベーションの環境では、
ss -tlnpの待ち受けプロセスはsshdではなくsystemd(PID 1) と表示されます。users:(("systemd",pid=1,...))と出ても異常ではありません。なおsudoを付けないとプロセス名の列が出ないので、必ずsudoを付けてください。
RHEL系(AlmaLinux・Rocky)は従来どおり sshd.service が常駐するので、inactive なら本当に停止しています。sudo systemctl start sshd で起動し、sudo journalctl -u sshd -n 50 --no-pager で理由を確認します。
原因2:待ち受けポートが違う(Ubuntu はバージョンで挙動が変わる)
sshd_config の設定ミスで起動に失敗している、あるいは自分でポートを変えたのを忘れている、のどちらかです。まずは文法チェックと、実際に待ち受けているポートを見ます。
sudo sshd -t # 設定ファイルの文法チェック(何も出なければOK)
sudo ss -tlnp | grep -E ':22|:2222' # 実際に待ち受けているポート(★これが正)Ubuntu 22.10 以降はソケットアクティベーションですが、「sshd_config に Port を書いても効かない」のは 22.10〜23.10 だけです。24.04 以降は openssh-server に sshd-socket-generator が同梱され、sshd_config(Include したドロップインを含む)の Port / ListenAddress を読んで ssh.socket の待ち受けを生成するようになりました。まず自分の環境がどちらかを確認します。
ls -l /usr/lib/systemd/system-generators/sshd-socket-generatorファイルがある場合(Ubuntu 24.04 / 26.04 など) — ドロップインに Port を書けば反映されます。
echo 'Port 2222' | sudo tee /etc/ssh/sshd_config.d/00-port.conf
sudo sshd -t # 文法チェック
sudo systemctl daemon-reload # ← 生成器を走らせる。これを忘れると反映されない
sudo systemctl restart ssh.socket
sudo ss -tlnp | grep :2222 # 反映確認(★sshd -T ではなくこちら)ファイルが無い場合(Ubuntu 22.10〜23.10) — こちらだけ、ソケット側を直接書き換えます。
sudo systemctl edit ssh.socket
# [Socket]
# ListenStream= ← いったん空にして既定値を打ち消す
# ListenStream=2222
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl restart ssh.socket
sudo ss -tlnp | grep :2222🔴
systemctl edit ssh.socketでListenStream=を直書きするのは、必要な版だけにしてください。 24.04 以降でこれをやると、以後sshd_configのPortと実際の待ち受けが恒久的にズレます(ドロップインが生成器より優先されるため)。しかもsshd -Tはsshd_config側の値を表示するので、「設定は 2222 なのに待ち受けは 22」という状態に気付けません。ポートの反映確認はss -tlnpを正とする、と覚えてください。
いずれの場合も、新しいポートを ufw とクラウド側のセキュリティグループの両方で許可してから切り替えます。そして再起動後は、いまのセッションを閉じずに別のターミナルで ssh -p 2222 を試して成功を確認します。
もうひとつ、ソケット起動の環境で効かない設定があります。sshd_config の AddressFamily inet(IPv4のみで待ち受ける)は生成器に無視され、IPv6 でも待ち受けたままになる既知の問題があります。IPv4 に限定したいときは、ソケット側(ListenStream)で指定するか、ファイアウォール側で制御してください。「設定したつもりで効いていない」の典型例です。
sshd のログを正しく取る(-u ssh では出ない)
sshd が起動に失敗している、あるいは認証で蹴られているなら、サーバー側のログに理由が書いてあります。ただしログの取り方が新しい OpenSSH では変わっているので、ここは注意してください。
sudo journalctl -t sshd -t sshd-session -t sshd-auth -n 50 --no-pagerOpenSSH は 9.8 で接続ごとの処理が sshd-session に、10.0 で認証処理が sshd-auth に分離されました(Ubuntu 26.04 の openssh-server は 1:10.2p1 系)。つまり Failed publickey for ... のような認証失敗のログは、環境によって sshd でも sshd-session でもなく sshd-auth から出ます。-t は複数指定できるので、上のように3つまとめて指定するのが確実です。
一方、journalctl -u ssh を第一手にするのはおすすめしません。ソケットアクティベーションの環境では ssh.service が動いていないため、空振りすることがあります。ユニットで見たいときはパターン指定にします。
sudo journalctl -u 'ssh*' -n 50 --no-pager # RHEL系は -u sshd で従来どおりPermission denied (publickey)|鍵で蹴られる
michi@203.0.113.10: Permission denied (publickey).ここまで来たらネットワークもファイアウォールもクリアしているので、原因は認証だけです。私のところに来る相談でも最も多いのがこれで、しかも原因が5つに分かれています。上から順に確認するのが結局いちばん速いです。

① 鍵の指定が間違っている(Too many authentication failures が出る場合)
ssh は手元の鍵を順番に試します。~/.ssh/ にある鍵だけでなく ssh-agent に登録済みの鍵も試されるため、鍵が何本もあるとサーバー側の試行回数上限に達して切られることがあります。
Received disconnect from 203.0.113.10 port 22:2: Too many authentication failuresこの場合は、使う鍵を1本に固定します。
ssh -o IdentitiesOnly=yes -i ~/.ssh/id_ed25519 michi@203.0.113.10つながったら ~/.ssh/config に書いておくと以後は ssh myvps だけで済みます。
Host myvps
HostName 203.0.113.10
User michi
Port 22
IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519
IdentitiesOnly yes② パーミッション・所有者が正しくない(経験上いちばん多い)
OpenSSH はセキュリティ上の理由でパーミッションが緩いファイルを無視します(StrictModes が既定で有効)。しかも手元のターミナルには理由が出ません。ここが私の経験上、最頻出の原因です。
サーバー側(入れているうちに、またはコンソールから確認):
ls -ld ~ ~/.ssh ~/.ssh/authorized_keys正しい状態はこうです。
| 対象 | パーミッション | 所有者 |
|---|---|---|
ホームディレクトリ(~) | 他人・グループから書き込み不可(例:755 や 700) | 本人 |
~/.ssh | 700(drwx------) | 本人 |
~/.ssh/authorized_keys | 600(-rw-------) | 本人 |
ズレていたら直します。コンソールから root で作業している場合は要注意で、~ や $USER は root 自身を指してしまいます。直したいユーザーのパスとユーザー名を必ず明示してください。
# michi ユーザーを直す場合(root / sudo で実行しても安全な書き方)
sudo chmod go-w /home/michi
sudo chmod 700 /home/michi/.ssh
sudo chmod 600 /home/michi/.ssh/authorized_keys
sudo chown -R michi:michi /home/michi/.ssh所有者が root のままというのも定番です。sudo を付けて authorized_keys を作ると、ファイルの持ち主が root になり、本人が読めても sshd は使ってくれません(ls -l の所有者列を必ず見てください)。
なお、この失敗は手元には出ませんが、サーバー側のログには必ず出ます。
Authentication refused: bad ownership or modes for directory /home/michi/.ssh前章の journalctl -t sshd -t sshd-session -t sshd-auth でこの行が見えたら、それが答えです。推測で chmod を撃つ前に、まずログを見るのが最短です。
手元(クライアント)側の秘密鍵にもパーミッションがあります。緩いと WARNING: UNPROTECTED PRIVATE KEY FILE! が出て鍵が使われません。
chmod 600 ~/.ssh/id_ed25519③ authorized_keys の中身が違う
ありがちなのが次の3つです。
- 秘密鍵のほうを貼ってしまった(
authorized_keysに入れるのは.pubのほう) - コピペで改行が入って1本の鍵が2行に割れている(1つの鍵は必ず1行)
- そもそも別の鍵が入っている(手元の鍵と対になっていない)
手元の鍵とサーバーの鍵が同じものかは、フィンガープリントで照合できます。
# 手元で(公開鍵のフィンガープリント)
ssh-keygen -lf ~/.ssh/id_ed25519.pub
# サーバー側で(authorized_keys に入っている鍵のフィンガープリント)
ssh-keygen -lf ~/.ssh/authorized_keys同じ SHA256:... が並んでいれば鍵は合っています。並んでいなければ、それが答えです。なお authorized_keys の行頭に no-port-forwarding,command="..." などのオプションが付いている場合(クラウドの初期構築で root 用に作られる鍵によくあります)は、この方法で読めないことがあります。そのときは行末の鍵本体だけを別ファイルに切り出して確認してください。
さらに、サーバー側のログには「どの鍵で失敗したか」も残ります。
sudo journalctl -t sshd -t sshd-session -t sshd-auth -n 50 --no-pager | grep -i 'publickey'Failed publickey for michi from 198.51.100.5 port 51234 ssh2: ED25519 SHA256:xxxxx のように出るので、この SHA256: を手元の ssh-keygen -lf の値と比べれば、「鍵が届いていないのか」「届いているが登録されていないのか」が一発で分かります。ここまで見れば推測は不要です。
④ sshd の設定が意図どおりに効いていない(ドロップインの読み込み順)
初期設定で PasswordAuthentication no(パスワード認証を止める)にした直後から入れなくなった、というパターンです。鍵の登録が終わる前にパスワード認証を閉じると、当然どこからも入れません。
そして、ここにこのカテゴリで何度も書いている落とし穴があります。現行の Ubuntu は /etc/ssh/sshd_config.d/ 配下のドロップイン設定を辞書順(lexical order)に読み、同じ項目は先に読んだ値が勝ちます。
00-hardening.conf→50-cloud-init.confより先に読まれるので勝つ(設定が効く)99-hardening.conf→50-cloud-init.confに先を越されて負ける(設定が無効化される)
つまり 99- を付けていると、「パスワード認証を止めたつもりが止まっていない」という逆方向の事故が起きます。締め出されはしませんが、セキュリティ的にはもっと危険です。
💡 「数字の小さい順」ではなく辞書順なので、
100-foo.confは50-bar.confより前に来ます(1<5)。桁数を混ぜると事故のもとなので、2桁で揃える運用にしてください。またsshd_config本体のInclude行より前に書いた設定はドロップインより強くなります(Ubuntu 既定はIncludeが先頭なので通常は問題ありません)。
反映の確認は、鍵でログインできたかどうかではなく、sshd が最終的に採用した値を見ます。
sudo sshd -T | grep -Ei 'passwordauthentication|permitrootlogin|pubkeyauthentication|allowusers'pubkeyauthentication yesになっているか(noだと公開鍵認証そのものが無効)allowusersが設定されていて、そこに自分のユーザー名が入っていないと、正しい鍵でも蹴られますpasswordauthentication/permitrootloginが意図どおりか
sudo sshd -T はドロップインを含めた最終結果を表示します。ただし万能ではありません。
Matchブロックは評価されない-
-Cで接続条件を与えないとMatch User ...の中身は反映されません。Matchを使っているならsudo sshd -T -C user=michi,addr=203.0.113.10,laddr=203.0.113.10,lport=22のように条件付きで実行します。 portの値は実際の待ち受けではない-
ソケットアクティベーションの環境では、
sshd -Tが返すportはsshd_config側の値です。実待ち受けはsudo ss -tlnpで確認してください(前章参照)。
⑤ SELinux が authorized_keys を読ませていない(RHEL系)
AlmaLinux・Rocky Linux などRHEL系で、/tmp などからコピーして .ssh を作ったときに起きます。パーミッションも所有者も正しいのに Permission denied (publickey) が出る場合は、SELinux のファイルコンテキストを疑います。
ls -Zd /home/michi/.ssh # ディレクトリ自身のコンテキスト(ssh_home_t になっているか)
sudo restorecon -Rv /home/michi/.ssh # 既定のコンテキストに戻す(root権限が必要)ls -Z ~/.ssh だと中身のファイル一覧になるので、ディレクトリ自身を見たいときは -d を付けます。Ubuntu では基本的に発生しません。RHEL系特有の詰まりどころなので、AlmaLinux を使っている方は先にここを見ると早いことがあります。
番外:古いDSA鍵・極端に短いRSA鍵は使えない
「何年も前に作った鍵」が使えないケースもあります。ただし、よく誤解されているので正確に書きます。
- RSA鍵そのものは今も使えます。 OpenSSH 8.8 で既定無効になったのは
ssh-rsa(SHA-1署名)という署名方式で、鍵自体ではありません。OpenSSH は 7.2 以降、既存のRSA鍵でも自動的に SHA-2 系の署名(rsa-sha2-256/512)を使います。鍵を作り直す必要は基本的にありません。 - 本当に使えないのは DSA(
ssh-dss)鍵です。 OpenSSH 10.0 で DSA のサポートが完全に削除されました。Ubuntu 26.04 世代のサーバーには、古いDSA鍵では接続できません。 - 極端に短いRSA鍵(既定では 1024bit 未満)も
RequiredRSASizeによって拒否されます。
自分の鍵の種類とビット数は、これで確認できます。
ssh-keygen -lf ~/.ssh/id_rsa.pub
# 3072 SHA256:xxxxx... michi@pc (RSA) ← 末尾の種類と先頭のビット数を見る末尾が (DSA) なら、その鍵は諦めて ssh-keygen -t ed25519 で新しく作り直し、コンソールから authorized_keys を差し替えるのが早道です。(RSA) でビット数が 2048 以上あるなら、原因は鍵の種類ではありません。①〜⑤に戻ってください。
Connection reset by peer|fail2ban などに遮断されていないか
kex_exchange_identification: read: Connection reset by peer昨日までつながっていたのに突然これが出るようになったら、接続元のIPが何かに遮断された可能性があります。原因の候補は fail2ban だけではありません。
- fail2ban に自分のIPがBANされた(鍵を間違えて何度も試した直後に起きがち。ただし遮断方法が REJECT なら
refused、DROP ならtimed outになることもあります) MaxStartupsを超えた(認証前の同時接続が多いと、sshd が新規接続を落とします)/etc/hosts.denyや DenyHosts などで拒否されている- 経路上の機器(会社のファイアウォール等)がRSTを返している
fail2ban を入れているなら、まずここを確認します(入れていなければ command not found になります)。
sudo fail2ban-client status sshdBanned IP list: に自分のIPが載っていれば当たりです。解除はこれです。
sudo fail2ban-client set sshd unbanip 198.51.100.5自宅のIPを恒久的に除外したい場合は jail.local の ignoreip に追記する方法もありますが、回線のIPは変わることがあるので、除外に頼りすぎない設計にしておいてください。fail2ban が入っていない、あるいはBANされていないのにこのエラーが続く場合は、サーバー側のログ(journalctl -t sshd -t sshd-session -t sshd-auth)に error: beginning MaxStartups throttling などが出ていないかを見ます。
Host key verification failed|サーバーを作り直したあとに出る
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
@ WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED! @
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@これは接続の失敗というより警告です。手元の ~/.ssh/known_hosts に記録したサーバーの指紋と、いま応答したサーバーの指紋が違う、と言っています。
サーバーを作り直した/OSを再インストールした心当たりがあるなら、古い記録を消すだけです。
ssh-keygen -R 203.0.113.10
# ドメイン名でも接続していたなら、そちらも消す(IPとホスト名は別のエントリ)
ssh-keygen -R example.com
# ポートを変更している場合は角括弧付きで指定する
ssh-keygen -R "[203.0.113.10]:2222"Windows の場合、known_hosts の場所は C:\Users\<ユーザー名>\.ssh\known_hosts です。ssh-keygen -R は PowerShell からもそのまま使えます。
⚠️ 心当たりが無いのにこの警告が出た場合は、消す前に立ち止まってください。 中間者攻撃や、IPが別の人に払い出された可能性もあります。コントロールパネルでサーバーのホスト鍵の指紋を確認できるなら照合し、分からなければ接続先IPが本当に自分のサーバーかを確認してから対応します。警告を反射的に消す癖は付けないほうが安全です。
Windows から接続している場合のつまずき
Windows は環境が分かれるので、詰まる場所も少し違います。
- Tera Term / PuTTY の鍵形式
-
PuTTY 形式(
.ppk)は OpenSSH のsshコマンドではそのまま使えません。PuTTYgen で OpenSSH 形式にエクスポートするか、逆に OpenSSH の鍵を PuTTY 用に変換します。サーバーのauthorized_keysに入れるのは、どの場合も「公開鍵の1行」です。 - 秘密鍵のパーミッション
-
ファイルをコピーしてくると権限が継承され、
UNPROTECTED PRIVATE KEY FILEで弾かれます。下のicaclsで自分だけに絞ります。 - 改行コード
-
メモ帳などで公開鍵を編集すると CRLF が混入し、
authorized_keysが壊れることがあります。鍵の内容はエディタで加工せず、ssh-copy-idかクリップボード経由で1行のまま貼るのが安全です。 - WSL 側の鍵
-
Windows 側のフォルダ(
/mnt/c/...)に置いた鍵は WSL から見ると権限が777相当になり、同じ警告で弾かれます。鍵は WSL のホーム(~/.ssh/)にコピーしてchmod 600してください。 - OpenSSHクライアントの場所
-
Windows 10/11 には標準で
sshコマンドが入っています(ssh -Vで確認)。PowerShell からそのまま使えるので、まずはこれで-vを付けて試すのが切り分けとしては最短です。
秘密鍵の権限を直すコマンドはこれです。別のPCやアカウントからコピーしてきた鍵は「所有者」も別アカウントのままで、icacls だけでは直りません。先に所有者を自分にします。
takeown /f .\id_ed25519 # 所有者を自分にする
icacls .\id_ed25519 /inheritance:r /grant:r "$($env:USERNAME):(R)"ドメイン参加のPCでは、ユーザー名だけだと権限付与に失敗することがあります。その場合は "$env:USERDOMAIN\$env:USERNAME" のようにドメイン名込みで指定してください。

どうやってもVPSにSSH接続できないとき(締め出しからの復旧)
ここまで試してもSSHが通らない、あるいは設定を変えた後にどこからも入れなくなった——このとき残っている手段が、コントロールパネルのコンソールです。SSHを一切使わず、ブラウザからサーバーの画面に直接ログインできます。物理サーバーにディスプレイとキーボードを挿すのと同じ扱いなので、ネットワーク設定を壊していても入れることが多く、ほとんどのケースは自力で戻せます。

ConoHa VPS で SSH 接続できないときの確認順
ConoHa VPS を使っている場合の、実際の確認順はこうなります。
1. コントロールパネルでサーバーが起動しているかを見る(「サーバー」→対象サーバー) 2. コンソールを開く(メニューから「サーバー」を選び、サーバー一覧から対象のサーバー名をクリック、サーバー詳細ページで「コンソール」をクリックすると別ウィンドウで起動します) 3. コンソールでログインして、sudo ss -tlnp | grep -E ':22|:2222'(sshd が待っているか)と sudo ufw status verbose(OS側のFW)を確認 4. サーバー内が正常なら、セキュリティグループ(「ネットワーク情報」)で該当ポートの受信許可と接続元IPを確認 5. 直したら、コンソールを開いたまま別のターミナルからSSHで再接続して成功を確認
- コンソールではコピー&ペーストが使えません。 公式にも明記されています。長いパスワードやコマンドを入れたいときは、コンソール上部の「テキスト送信」に文字列を入れて送ります(パスワードの場合は送信後にそのままエンター)
- 日本語キーボードでも配列が英語として扱われることがあるので、記号(
|や/、@)の入力位置に注意してください。パスワードに記号が多いと、ここで詰まります。上のテキスト送信を使うのが確実です - コンソールは画面が狭く反応も軽快ではありません。長い設定作業には向かないので、まず「SSHで入れる状態に戻す」ことだけに集中し、続きは通常のSSHでやるのがおすすめです
私自身、ufw の設定順を間違えて自分を締め出したときも、sshd_config の書き間違いで sshd が起動しなくなったときも、最終的にはここから入り直して直しました。「コンソールから戻せる」と分かっているかどうかで、初期設定を試すときの心理的な負担がまるで違います。VPSを初めて触る人ほど、この機能に慣れているかどうかは効いてきます。
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なお、コンソール機能や仮想ファイアウォールの呼び方・操作は会社ごとに違います。各社の機能や料金の違いはVPS比較2026|個人向けおすすめ4社に横並びでまとめてあるので、これから選ぶ人はそちらを参照してください。
二度と締め出されないための3つの習慣
復旧できたら、同じことを繰り返さない工夫をしておきます。難しいことは何もなく、順番の問題です。
習慣1:作業中のSSHセッションは絶対に閉じない
SSHまわりの設定を変えるときの鉄則です。いま入っている接続はそのままにして、別のターミナルをもう1枚開いて新規接続を試します。新しい接続が成功したことを確認してから、元のセッションを閉じます。
前述のとおり、ufw の有効化やsshdの再起動をしてもいまの接続はしばらく生き残ります。だからこそ「切れなかった=成功」と誤解しやすく、締め出し事故のほとんどは変更して満足してセッションを閉じたことで起きています。確認するのは「いまの窓が生きているか」ではなく「新しい窓が開けるか」です。
習慣2:許可してから有効化する(ufw の順番)
sudo ufw enable を先に打つと、新規の接続がその時点で遮断されます。allow が先、enable が後。ポートを変更する場合も同じで、新しいポートを ufw とセキュリティグループの両方で許可してから sshd 側を変更します。片方だけ開けて切り替えると、そこで終わりです。
習慣3:変更前に確認コマンドをセットで用意する
「設定した」と「効いている」は別物です。SSH まわりでは、この3つを必ずセットで実行してください。
sudo sshd -t # ① 文法エラーが無いか(再起動前に必ず)
sudo sshd -T | grep -Ei 'passwordauthentication|permitrootlogin|pubkeyauthentication'
# ② sshd が採用した設定値(Match ブロックは -C が必要)
sudo ss -tlnp | grep -E ':22|:2222'
# ③ 実際に待ち受けているポート(ポートはこちらが正)sshd -t を打たずに再起動して、文法エラーで sshd が上がらず締め出される——これも定番です。再起動の前に文法チェック、再起動の後に反映確認。この3行を癖にするだけで、SSHの事故はかなり減ります。
補足:大きな変更の前にイメージを保存しておく(クリックで開く)
設定を大きく触る前に、コントロールパネルからイメージ(スナップショット)を保存しておくと、最悪の場合はサーバーごと巻き戻せます。保存にかかる時間や料金の扱いは各社で違うので、公式サイトで最新の条件を確認してください。上の3つの習慣を守っていれば出番はほとんどありませんが、本番サービスを載せているサーバーでは保険として有効です。
次に読む記事
この記事は「エラーが出ている今」を解決するトラブルシュート専用です。前後の内容は別記事が担当しています。
- 最初にやることの全体像(作業用ユーザー・SSH鍵認証・ufw の7ステップ) → VPS初期設定のやることリスト
- Ubuntu 26.04 のコマンド通し手順 → Ubuntu 26.04 LTSのインストールと初期設定
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- どの会社で契約するか(料金・コンソール機能の比較) → VPS比較2026|個人向けおすすめ4社
サーバーが復旧したら本業に戻りましょう。ちなみにVPSの利用料は事業の経費として扱えます(勘定科目の扱いはサーバー代・レンタルサーバー代の勘定科目と経費計上にまとめています)。経費を増やしたときに手取りがどう変わるかは、当サイトの手取り・税金シミュレーターで試算できます。
まとめ
1. ssh -v でエラーを正確に読む。どこまで進んで止まったかで原因の場所が絞れる 2. timed out → セキュリティグループ・ufw / firewalld・IP / ポート・手元の回線。Test-NetConnection や nc -vz でTCP疎通だけを先に確認する 3. refused → sshd の状態と待ち受けポート。Ubuntu 22.10 以降は ssh.socket なので ssh.service が inactive でも正常。実待ち受けは sudo ss -tlnp で見る 4. Permission denied (publickey) → ①鍵の指定 → ②パーミッションと所有者(~/.ssh 700・authorized_keys 600)→ ③authorized_keys の中身 → ④sshd 設定の読み込み順 → ⑤SELinux(RHEL系)の順に確認 5. Host key verification failed → 作り直した心当たりがあれば ssh-keygen -R。無ければ消す前に疑う 6. どうしても入れない → コントロールパネルのコンソールから入り直して戻す
SSHのトラブルは、原因が分かってしまえば直すのは数分です。時間を溶かすのは当てずっぽうで触る時間のほうです。エラーメッセージを起点に、上から順に潰してください。
そして、コンソールで入り直せる環境なら(ConoHa VPS を含め主要各社が備えています)、設定を壊しても多くの場合はそこから戻せます。むしろ壊して直した回数だけ、サーバーは怖くなくなります。私も最初の数か月は締め出しの常連でした。
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ConoHa VPS の機能・料金を公式サイトで確認する- パスワード認証を止めたあと鍵でも入れなくなりました。もう手遅れですか?
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コントロールパネルのコンソールから入れるので手遅れではありません。コンソールでログインし、
sudo sshd -T | grep -Ei 'passwordauthentication|pubkeyauthentication'で現在の設定を確認したうえで、/etc/ssh/sshd_config.d/のドロップイン設定を修正します。鍵の登録が終わっていないなら、いったんパスワード認証を戻して鍵を登録し直し、鍵でログインできることを別のターミナルで確認してから再度閉じてください。設定変更の前にsudo sshd -tで文法チェックをするのも忘れずに。 - ufw を有効にしたら接続が切れました。どうすればいいですか?
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sudo ufw enableをSSHの許可前に実行すると、新規の接続が遮断されます(すでに確立している接続はしばらく残ることが多いので、気付くのが遅れがちです)。コンソールからログインし、sudo ufw status verboseで状況を確認してsudo ufw allow 22/tcp(ポートを変更しているならその番号)を追加してください。次回からは許可してから有効化の順番にします。ConoHa VPS などクラウド側のセキュリティグループがある場合は、そちらでも同じポートを許可する必要があります。 - Permission denied (publickey) で、鍵は合っているはずなのに入れません。
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私の経験上、高い確率でパーミッションか所有者です。サーバー側で
ls -ld ~ ~/.ssh ~/.ssh/authorized_keysを実行し、~/.sshが700、authorized_keysが600、所有者が本人(rootではない)、ホームディレクトリが他人から書き込み可能になっていないことを確認してください。原因はサーバー側のログにAuthentication refused: bad ownership or modes ...として残るので、sudo journalctl -t sshd -t sshd-session -t sshd-auth -n 50 --no-pagerを見るのが最短です。RHEL系(AlmaLinux など)では SELinux のコンテキストが原因のこともあり、sudo restorecon -Rv /home/ユーザー名/.sshで直る場合があります。 - 秘密鍵のパスフレーズを忘れました。復旧できますか?
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パスフレーズを解析して取り戻す方法はありません(そのための暗号化です)。新しい鍵を
ssh-keygen -t ed25519で作り直し、コントロールパネルのコンソールからサーバーにログインして、authorized_keysに新しい公開鍵を登録し直してください。登録後はコンソールを閉じる前に、別のターミナルから新しい鍵でログインできることを確認します。他のサーバーにも同じ鍵を使っていた場合は、そちらのauthorized_keysも差し替えが必要です。
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出典
- ConoHa VPS サポート「コンソールを使う」(コンソールの開き方・コピー&ペースト不可・テキスト送信):https://support.conoha.jp/v/console/ (2026年8月20日確認)
- ConoHa VPS サポート「セキュリティグループ」(通信方向・プロトコル・ポート・接続元IPの指定/サーバー内の開閉設定も別途必要):https://support.conoha.jp/v/v3-security-securitygroup/ (2026年8月20日確認)
- ConoHa VPS サポート「SSH接続でVPSにログインする」:https://support.conoha.jp/v/vps_ssh/ (2026年8月20日確認)
- Ubuntu Discourse「sshd now uses socket-based activation (Ubuntu 22.10 and later)」(ソケットアクティベーションの導入と、24.04 以降は sshd_config の Port を宣言すれば足りる旨):https://discourse.ubuntu.com/t/sshd-now-uses-socket-based-activation-ubuntu-22-10-and-later/30189 (2026年8月20日確認)
- Ubuntu パッケージ一覧 openssh-server(resolute=26.04。
sshd-socket-generatorの同梱を確認):https://packages.ubuntu.com/resolute/amd64/openssh-server/filelist (2026年8月20日確認) - Ubuntu マニュアル sshd_config(5)(resolute。ドロップインの辞書順・先勝ち/StrictModes/RequiredRSASize):https://manpages.ubuntu.com/manpages/resolute/en/man5/sshd_config.5.html (2026年8月20日確認)
- Ubuntu マニュアル sshd(8)(resolute。
-t/-Tと-Cによる Match の評価):https://manpages.ubuntu.com/manpages/resolute/en/man8/sshd.8.html (2026年8月20日確認) - Ubuntu マニュアル ufw(8)(resolute。有効化が既存のssh接続を切断する「可能性がある」旨):https://manpages.ubuntu.com/manpages/resolute/en/man8/ufw.8.html (2026年8月20日確認)
- OpenSSH 8.8 リリースノート(SHA-1 の
ssh-rsa署名を既定無効化。ただし既存のRSA鍵の置き換えは不要と明記):https://www.openssh.com/txt/release-8.8 (2026年8月20日確認) - OpenSSH 9.8 リリースノート(
sshd-sessionへの分離とログのタグ変更):https://www.openssh.com/txt/release-9.8 (2026年8月20日確認) - OpenSSH 10.0 リリースノート(DSA の完全削除/認証処理の
sshd-auth分離とログの出どころ):https://www.openssh.com/txt/release-10.0 (2026年8月20日確認) - fail2ban 公式ドキュメント(
fail2ban-clientの操作):https://fail2ban.readthedocs.io/ (2026年8月20日確認)
※コントロールパネルの画面構成・機能名は変更されることがあります。操作手順は各社公式のサポートページで最新をご確認ください。ソフトウェアの挙動はバージョンによって変わるため、コマンドの結果は必ずご自身の環境で確認してください。
更新日:2026年8月20日
